研究紹介

コペアレンティング研究

夫婦でともに取り組む育児(コペアレンティング)に関する内容を扱っています。

1歳未満の第1子を持つ日本人男性は、自分はコペアレンティングをしている(夫婦共同で育児に取り組んでいる)、という評価が女性よりも有意に高いという結果でした。

「俺、あんまりコペアレンティングできていないよな」「そんなことないわ、あなたはよくコペアレンティングできているじゃない」という、コペアレンティングの評価点が男性のほうが女性よりも有意に低い!という関係にあると、女性の育児負担や育児に伴うストレスが軽減されるかもしれませんね。

コペアレンティング

親同士が子育てについて共有するとともに、親役割を調整・サポートしあう子どもを含めた3者の関係性です。父親・母親の育児関与が均等(even)であることを示すのではなく、夫婦各々が自分たちの役割と責任について公平(fair)であると了解し、補償しあっていることが重要となります。
コペアレンティングがうまくいくと、

  • 夫婦関係が良くなる
  • 育児不安や育児ストレスが低下する
  • 児出生後の抑うつ度が低下する
  • 育児の質が向上する(より温かく子どもに接することができる)
  • 子どもの発達が促される

と言われています。

1次養育者

子育て中の母親は、父親が「(家事・育児について)何か手伝おうか?」と言うと苛立つことが多くあります。これは父親が母親をサポートするという2次養育者になっている状態です。そうではなく、子育てにおいては、父親・母親の両方が1次養育者として、育児の責任を負うことが重要です。

当分野で取り組んでいる研究課題

アメリカペンシルベニア大学で開発されたFamily Foundation Program®を基盤に、コペアレンティング促進プログラムの開発に取り組んでいます。
妊娠期介入プログラムの開発とpreliminary trialを行い、日本人にも効果がありそうです。
また妊娠期からコペアレンティングを評価する尺度開発にも取り組んでいます。

ウィメンズヘルス・周産期看護学分野で開発した
尺度の使用申し込みフォーム

妊娠期のcomfort研究について

研究成果

  • 日本語版コペアレンティング関係尺度(CRS-J)の信頼性・妥当性の検証
    武石 陽子, 中村 康香, 川尻 舞衣子, 跡上 富美, 吉沢 豊予子:日本母性看護学会誌, 17(1), 11-20,2017
  • コペアレンティング促進プログラムの開発-第一子妊娠中の日本人夫婦に焦点を当てて-
    武石陽子: 平成29年度博士論文, 看護学, 東北大学
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