研究紹介
長期安静へのケア
妊娠経過の中では、時には安静にすることが治療となることがあります。安静が長期にわたった場合、どのような影響が体にあるのか、どんなケアが有効なのか、を検討しています。
切迫流早産の安静治療
切迫流早産の治療の一つとして、「安静」があります。しかしこの「安静」の効果に対するエビデンスは確立されていません。また、医療施設の医療体制によっても「安静」のレベルが異なります。
「安静」のレベルの統一化や、入院中の活動量、入院中の妊婦さんの心理的・社会的側面への影響など、明らかにすることで入院中であっても、快適に妊娠期を過ごしてほしいと思います。
研究成果
- Yasuka NAKAMURA, Toyoko YOSHIZAWA, Fumi ATOGAMI, Naoko ITO. Is there a meaningful level of activity restriction for hospitalized pregnant women?: A single-case experimental investigation, Bulletin of School of Health Sciences Tohoku University, 24(1), 29-37, 2015